私たち人間の体は60兆個(37兆個という説もあり)という細胞からできています。
いくつかの細胞があつまって組織(筋肉・骨・神経)をつくり、さらにいくつかの組織が集まって器官(胃・腸・心臓などの内蔵)をつくります。
さらに、いくつかの器官の集合体が人の体なんですね。

「人」という見方をすれば大きく見えますが、ミクロの視点で小さくすると細胞が生物の“最小単位”となっています。ですので、細胞1つ1つが元気でなければ、私やあなたは元気にはなれません。
逆をいうと、1つ1つの細胞を元気にすれば、私やあなたの体は健康になれるといこと。
では、細胞は何からできているのでしょうか?そう、細胞はすべて口から入れられた食べ物によってつくられ活動するのです。
私たちは食べ物を口から入れて、肛門から便として出されるまでいろいろな栄養素を消化・吸収して普段の生活をしています。
細胞はその栄養素からすべてつくられ、活動しているんですね。だから細胞に必要な栄養素をしっかりとれば、私たちは健康になれるといえないでしょうか?
もちろん、栄養以外にも考え方・環境・その他の要因でも細胞は常に変化していますが、まずは人間が口から入れる食べ物が重要なのです。
その食べ物からとれる栄養素について知ることが健康になる第一歩ですので、これから栄養素について詳しくお伝えしていこうと思います。
今回は、栄養素について詳しくお伝えする前に人体の最小単位である細胞、そして「細胞と体質の関係」についてお伝えしていきますね (^^)
細胞は新陳代謝をくりかえしている
新陳代謝とは?
細胞は絶えず新しくつくりかえられていて、これを新陳代謝といいます。
私もあなたも、最初は1つの細胞(受精卵)でした。この受精卵が赤ん坊として誕生したときには約3兆個の細胞になり、大人になると約60兆個の細胞に増えて体が大きくなっていきます。

そして、細胞は「新陳代謝」によってつねに古いものから新しいものに入れかわるのです。
- 皮膚:20~30日
- 精子:3~10日
- 肝臓:20日
- 胃腸粘膜:4日
- 子宮内膜(月経):28~30日
例えば皮膚ですが、古くなった皮膚は“垢”として体からおとされて、新しい皮膚に生まれかわります。
細胞の場所や年齢の違いによる、新陳代謝の期間
新陳代謝の期間は、細胞の場所や年齢によっても異なります。
例えば、肌は28日間で入かわるといわれていますが、実際は・・・
- 10歳代では、約20日周期
- 20歳代では、約28日周期・・・シミ・しわ・タルミなど(老化のサイン)
- 30歳代では、約40日周期・・・コラーゲン量の低下
- 40歳代では、約55日周期・・・皮脂分泌量の低下(保湿力の低下)
- 50歳代では、約75日周期・・・皮膚の新陳代謝の低下
- 60歳代では、なんと100日周期!!
また、年齢だけでなく栄養状態でも入れかわる時期が違ってくるのです。
細胞から元気になるには?
では、このような新陳代謝を繰り返す細胞を元気にするためにはどうすればいいでしょうか?
答えは、質のよい細胞にすること。質の良い細胞にするためには体質をかえることです!
あなたは病院などで「体質ですね~・・・」と言われると、あきらめてしまいませんか?
でも、体質って自分で変えられるんですよ (^^)v
『体質=細胞の質』です。

- 栄養素が不足した食事 ⇒ 質の悪い細胞 ⇒ 悪い体質 ⇒⇒ 病気
- 必要な栄養素がとれている食事 ⇒ 質の良い細胞 ⇒ 良い体質 ⇒⇒健康
家族の食習慣が同じなら、家族の体質も同じになるのです。
細胞の原料となっている栄養素とは?
さて、細胞は口から入れた食事、つまり栄養からつくられているとお伝えしましたが、原料となっている栄養素は次のようなものがあります。
これらの原料が不足すれば、とうぜん新陳代謝は遅れるし正常な細胞ではなくなります。
逆をいうと、これらの必要な栄養素を知ることで元気な細胞にするためにはどうすればいいか?ということがわかってくるはずです。
私も自分なりに栄養素についての知識を知り、食生活を変えたことでかなり体の状態が改善されました。なにより体だけでなく心の状態も良くなってきたことがとてもうれしかったですね (*^^*)
それでは、次回から細胞を元気にするために、これらの栄養素について少しづつお伝えしていきます (^^)v
【次回はこちら↓↓】

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