前回の記事では、自律神経の乱れによる、さまざまな体の不調の可能性についてお伝えしました。

自律神経の乱れによる、体の不調は病院にいっても原因不明と診断されてしまうことが多いのも事実です。
これらの不調を改善するには、自律神経とは何か?を知ることが大切ではないでしょうか?
そこで今回は、
- 自律神経の種類
- 自律神経の働き
について、お伝えしていきます (^^)
自律神経の種類
さきほど、自律神経とは何か?とお伝えしましたが、人間には大きくわけて2種類の神経があります。
- 体性神経
- 自律神経
1の体性神経は、さらに2つの種類と働きにわかれます。
- 知覚神経= 暑い・寒い・痛いなど感覚を感じる神経
- 運動神経= 手や足などの体を動かす神経
そして、②の自律神経も次の2種類にわけられます。
- 交感神経
- 副交感神経

少し、ややっこしいですね (>_<)
でも、今回は自律神経がテーマなので、自律神経は2種類あるんだなということを頭に入れておいてくださいね (^-^)
交感神経と副交感神経とは?
交感神経とは?
自律神経の1つである交感神経。この神経は、一言でいうと“緊張の神経”。交感神経が働くと、脳や体は良い意味でも悪い意味でも緊張します。
この緊張は脳や体を動かしやすくするためで、普段は日中の太陽が出ている時間帯に働いてくれます。
副交感神経とは?
では、もう一方の副交感神経。この神経は、一言でいうと“リラックスの神経”です。
働く時間帯は夕方~夜にかけて。例えば、仕事が終わって家に帰って“ホッ~”っと一息つく時間帯ですね (*^^*)
究極のリラックすは睡眠。とくに夜ご飯を食べた後、ウトウト眠くなってくるのは副交感神経が働いているからなんですね。
この副交感神経がしっかり働くことでぐっすり眠ることができるし、体の疲れも癒してくれるのです (*^^)v
交感神経と副交感神経の関係
交感神経と副交感神経の関係を絵にすると次のようになります ↓↓

朝に目が覚めて、夜に睡眠をとる生活を前提として考えた場合、
- 交感神経= 日中に働く。
- 副交感神経= 夕方~夜・寝ているときに働く。
といった関係が成り立ちます。
両方の神経が同時には働くことはありません(正確にはどちらかが優位になる)。つまり、シーソーのような関係が成り立っているのです。
自律神経は、自分の意思ではコントロールできない!
ここまで自律神経には2種類あることをお伝えしました。そして、この自律神経の働きの1つとして覚えておいてほしいことがあります。
それは、私たちが“意識していない”ところを動かす(働かせる)という重要な役目を担っているということ。例えば、生きるために必要な心臓や胃腸などの内臓。これらはすべて自律神経がコントロールしているんですね!
あなたは、意識して心臓を動かしていませんよね?また、食事をしたときに、
よし、胃を動かそう!
と思わなくても、胃は自動的に働いてくれます。
このように、あなたが意識しなくても自律神経は交感神経と副交感神経をコントロールして、心臓や胃腸を働かせたり休ませたりするのです。
しかし、逆をいうと・・
自律神経はあなたの意思と関係なく自動的に働くので、自律神経の乱れを自分で治そうと意識しても残念ながら治らないということになってしまいますよね・・ (>_<)
“自律神経の乱れ”とは?
最後に“自律神経が乱れる”とは、どのような状態なのか?をお伝えしていきますね。
自律神経の乱れ=「交感神経と副交感神経のバランスが崩れる」ということ。つまり、バランスを保っているはずのシーソーが壊れるということです。
もっと分かりやすくいうと・・
- 交感神経が働かなければならない時に、副交感神経が働いてしまう。
- 副交感神経が働かなければならない時に、交感神経が働いてしまう。
例えば、夜はぐっすり寝たいとします。ところが時間が逆転してしまい、副交感神経が働くときに交感神経が働いてしまったらどうなるでしょうか?
そう、交感神経は“緊張の神経”なので眠れななくなってしまいますよね 。゚(゚´Д`゚)゚。
そして日中は働いたり遊んだりするために交感神経神経を働かせるのですが、昼夜が逆転することによりこの時間帯に副交感神経が働いて眠くなってしまうのです。
これはあくまで一例ですが、“自律神経の乱れ”は私たちの体にとって不都合な影響があるんですね (>_<)
このことについては後ほど詳しくお伝えしていきますので、まずは自律神経の種類と働きについておおまかに覚えておいてください。
次回は、交感神経と副交感神経についてさらに深くお伝えしていきますね (^^)v
【次回はこちら↓↓】

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