前回は『構造的ストレス』を減らす方法の2番目として、【呼吸の整え方】についてお伝えしました。
「呼吸法」をしっかり行うことで『自律神経』が整ってきますので、ぜひ実践してみてくださいね (*^^)v
今回は、『構造的ストレス』を減らす方法の“3番目”として、【『脳脊髄液』の“循環”を良くする方法】についてお伝えしていきます。
これまでお伝えしてきた「姿勢」や「呼吸法」も大切ですが、『自律神経(の乱れ)を整える』といった意味では“最も重要”な方法ですので、しっかりと実践してみましょう !(^^)!
なぜ、『脳脊髄液』の“循環”を良くすることが重要なのか?
よく、“筋肉が緊張すると「血液」や「リンパ液」の流れが悪くなってしまう”ということを耳にしませんか?
確かに「血液」や「リンパ液」は大切です。しかし『脳脊髄液』も“同じくらい重要”であるにも関わらず、あまり知られていませんよね (^_^;)
なぜ『脳脊髄液』がこれほど重要なのかと言うと、“「自律神経の乱れ」や「自律神経失調症・うつ病」などを改善させるためには必要不可欠なもの”だからです。
あなたの頭の中にある「脳」をイメージしてみてください。
「脳」は頭蓋骨(ずがいこつ)の中にあり、その中は『脳脊髄液』で満たされています。つまり、“「脳」は『脳脊髄液』の中に沈んでいる”んですね。
そのため「脳の働き」は、“『脳脊髄液』の状態に左右される”ということになるのです。
例えば、私たちは寒かったら上着を着て、暑かったら上着を脱ぎますよね?
それと同じように、「脳」も“外部の環境に左右されながら生きている”ということ。これは外部環境である『脳脊髄液』が「少なくなる・多くなる・濁る」などの変化により、“脳の機能を低下させてしまう”ということも言えるんですね (>_<)
『脳脊髄液』の循環を“滞らせる”「原因」とは?
『脳脊髄液』の異常が“病気”と診断される程のものであれば、病院の検査でわかります。ところが「自律神経失調症」や「うつ病」など、“「自律神経の乱れ」のある方ほど検査で異常がでることがない”のです。
しかし、これは“異常がない”というわけではありません!
自律神経の乱れがある方は・・
「大きな異常」が無いだけで、“微細な異常はある”ということ。ここが少しやっかいなところですね・・ (>_<)
病院の検査では、“微細な異常”はわからないので・・
「検査結果に“異常はない”ですね・・」
と、症状があって苦しんでいるのに、そう言われてしまうので“とっても不安”になってしまうことも多いですよね (´Д`;)
では、この『脳脊髄液』に“微細な異常”を起こす「原因」は何でしょうか?
じつは、原因は「頭蓋骨(ずがいこつ)」にあります。頭蓋骨は“微細な動き”をしていて、“「頭蓋骨」が動くことで『脳脊髄液』を循環させている”のです!
以前の記事で、「頭蓋骨はゆがむ」ことをお伝えしました。「頭蓋骨がゆがむ」ことにより、この微細な動きが“鈍くなる”ので『脳脊髄液』の循環が悪くなります。
結果として「脳」が“機能低下”をおこし、「自律神経失調症」や「うつ病」の原因となってしまうんですね (>_<)
今日から出来る!『脳脊髄液』の“循環”を良くする「セルフケア」
では、どうすれば“『脳脊髄液』の循環を良く”できるでしょうか?
自分で“頭蓋骨のゆがみ”を整えるのは難しいので、簡単にできる「セルフケア」をお伝えしますね (^-^)
あなた自身が行える方法は、『“首の後ろ”と“頭の境目”を伸ばすストレッチ』です。
覚えておいてほしいこととして『脳脊髄液』の流れは、「首」と「頭蓋骨」の境目の筋肉で“滞る”ということ。
“頭蓋骨のゆがみ”は、自分ではどうすることも出来ません。しかし、「首」と「頭蓋骨」の境目の“緊張”はある程度、自分で改善させることが出来ます (*^^)v
方法は簡単で、「背中」と「首の下部」をまっすぐに伸ばしたまま顎(あご)を引き、“『頭蓋骨』だけを下に向ける”ようにします。
これを約30秒、大きく“呼吸”しながら行ってください。
また、“肘(ひじ)を伸ばしたまま腕をゆっくりと左右交互に上下させる”と『脳脊髄液』の流れが改善します。
どうでしょうか?簡単ですが“とっても効果がある方法”なので、ぜひ実践してくださいね !(^^)!
いかがだったでしょうか?
今回は、『脳脊髄液』の循環を良くすることの“重要性”についてお伝えしました。
もちろん『構造的ストレス』を自分で軽減させるには、これまでお伝えしてきた「正しい姿勢・呼吸法」を意識して行うことも大切です。
逆を言うと、“『構造的ストレス』はあなた自身が意識すれば改善できることばかり”ですね (*^^*)
少しずつ行っていくことで、“後々の結果”が変わってきます。ぜひ、実践していきましょう !(^^)!
次回は「4つのストレス」の“3つ目”である、『化学的ストレス』についてお伝えしていきますね (*^^)v
【次回はこちら↓↓】
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