前回は『構造的ストレス』を減らす方法の1番目として、【正しい姿勢】についてお伝えしました。
『自律神経』を整えるのに、とっても重要で簡単な方法です。ぜひ、実践してみてくださいね (*^^)v
今回は、『構造的ストレス』を減らす方法の“2番目”として、【呼吸の整え方】についてお伝えしていきます。
なぜ、【呼吸】が大切なのか?
【呼吸】は「自律神経支配」のなかで唯一、“自分でコントロール”できる!
【呼吸】は人間が生きるために必要な“活動”の1つ。普段は意識していませんが・・
- 興奮しているとき =“息が乱れる”【呼吸】
- リラックスしているとき = “ゆるやかな”【呼吸】
そう、【呼吸】は自律神経に支配されていながら、唯一“意識的に動かせる動作”であるということ。つまり、意識的に【呼吸】を調整することで“自律神経を自分でコントロールすることが出来る”のです。
身体の調子が悪い方は、「必ず」と言っていいほど“呼吸が浅く”なっています。しかし“意識的に呼吸を整える”と、それに伴って身体の状態が良くなってくるんですね (*^^)v
『○○呼吸』が、“自律神経(の乱れ)”を整える
では、“【呼吸】が乱れている”とはどういう状態でしょうか?
これは、“『交感神経』を優位に働かせてしまう【呼吸】”ですね。
例えば、
- 肩で【呼吸】をしている
- 【呼吸】が浅い
- 【呼吸】が速い
- “息を止める”ことが多い
- “口呼吸”をしている。
といった呼吸ですね (>_<)
“自律神経(の乱れ)”を整えるためには『副交感神経』が優位に働く必要があるのですが、そのためには・・
- 息を吸ったときに、胸やお腹が“前後に膨らむ”
- 【呼吸】が“深い”
- 【呼吸】が“ゆっくり”している
- “体の緊張がない”【呼吸】
といった呼吸をするといいんですね。そして「呼吸法」としては、“息を吸ったときにお腹が膨らむ”『腹式呼吸』を意識してみましょう!
なぜ『腹式呼吸』がいいのか?と言うと、この呼吸は“『副交感神経』が支配している”からです。
“「自律神経(の乱れ)」を整えるためには『副交感神経』をしっかり働かせる必要がある”ので、『腹式呼吸』を行うのが良いということですね (*^^*)
その他の「呼吸法」としては『胸式呼吸』がありますが、これは息を吸ったときに“胸が膨らむ呼吸”です。
この呼吸は“『交感神経』が支配している”ので、上記の“『交感神経』優位の【呼吸】”になりやすいのです (>_<)
“女性は『胸式呼吸』の方が多い”ので、少し練習が必要になってくるかもしれませんね。頑張りましょう !(^^)!
『自律神経』を“整える”「呼吸法」とは?
【呼吸】は、「吸う」より“吐く”ほうが大事!
そして最も大切なのは、「吸う」より“吐く”を長くするということ。これは、
- 吸う=『交感神経支配』
- 吐く=『副交感神経支配』
という関係があるからです。
“呼吸”という文字をみてください。
『呼』(吐く) ⇒ 『吸』(吸う)
というように『呼』という文字が最初にきているので、まずは“吐く”という動作が基本になるんですね。ですので、しっかりと“吐く”を意識して練習してみましょう (*^^*)
目安として「吸う」を“5秒”したら、『吐く』は“10~15秒”くらいかけてください。そうすることで“『副交感神経』が働きやすくなる”と言われています (*^^)v
具体的に「呼吸法」を試してみましょう !(^^)!
“自律神経(の乱れ)を整える”には『副交感神経』を働かせる必要があり、そのための「呼吸法」をここまでお伝えしてきました。
ここでは、さらに具体的な「呼吸の方法」をお伝えしますね (*^^*)
・手のひらを“おへその上”に当てる
⇓ ⇓ ⇓
・手の平が当たっている“お腹をへこます”ように口から息を吐ききる。(12秒)
⇓ ⇓ ⇓
・「鼻」から“空気を吸う”。(4秒)
⇓ ⇓ ⇓
・「お腹」に“空気を溜める”。(4秒)
⇓ ⇓ ⇓
・手の平が当たっている“お腹をへこます”ように口から息を吐ききる。(12秒)
⇓ ⇓ ⇓
・これを5分間“継続する”。(慣れたら5分以上でもよい)
“こんな「呼吸法」は慣れてないから、なかなか出来ないよ!!”、なんて声も聞こえてきそうですね (^^;)
でも、訓練すれば必ず出来るようになり、“自律神経(の乱れ)”も必ず整ってきます。あせらず、ゆっくりチャレンジしてみましょう (*^^)v
いかがでしたか?
ここまで、“「姿勢」と「呼吸」を正すことで『構造的ストレス』の負担を減らせる”という事実をお伝えしてきました。
ただ、今回の【呼吸法】については“注意点”があります。それは“「姿勢」を意識しないと「呼吸」も整わない”ということです。
まずは、しっかりと「正しい姿勢」を意識してやってみましょう !(^^)!
次回は、「自分で出来る『構造的ストレス』の減らし方」のなかで“最も重要”となる、『“脳脊髄液”の循環を良くする方法』についてお伝えしていきますね (^^)v
【次回はこちら↓↓】
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