『構造的ストレス』の減らし方② ~『自律神経』が“整う”「呼吸法」とは?~

前回は構造的ストレスを減らす方法の1番目として、【正しい姿勢】ついてお伝えしました。

自律神経を整えるのに、とっても重要で簡単な方法です。ぜひ、実践してみてくださいね (*^^)v

今回は、構造的ストレスを減らす方法の“2番目”として、【呼吸の整え方】についてお伝えしていきます。

目次

なぜ、【呼吸】が大切なのか?

【呼吸】は「自律神経支配」のなかで唯一、“自分でコントロール”できる!

呼吸は人間が生きるために必要な“活動”の1つ。普段は意識していませんが・・

  • 興奮しているとき =“息が乱れる”【呼吸】
  • リラックスしているとき = “ゆるやかな”【呼吸】

そう、呼吸は自律神経に支配されていながら、唯一“意識的に動かせる動作”であるということ。つまり、意識的に【呼吸】を調整することで“自律神経を自分でコントロールすることが出来る”のです。

身体の調子が悪い方は、「必ず」と言っていいほど“呼吸が浅く”なっています。しかし“意識的に呼吸を整える”と、それに伴って身体の状態が良くなってくるんですね (*^^)v

『○○呼吸』が、“自律神経(の乱れ)”を整える

では、“【呼吸】が乱れている”とはどういう状態でしょうか?

これは、“『交感神経』を優位に働かせてしまう【呼吸】”ですね。

例えば、

『交感神経』優位の【呼吸】
  • 肩で呼吸】をしている
  • 呼吸】が浅い
  • 呼吸】が速い
  • “息を止める”ことが多い
  • “口呼吸”をしている。

といった呼吸ですね (>_<)

“自律神経(の乱れ)”を整えるためには『副交感神経』が優位に働く必要があるのですが、そのためには・・

  1. 息を吸ったときに、胸やお腹が“前後に膨らむ”
  2. 呼吸】が“深い”
  3. 呼吸】が“ゆっくり”している
  4. “体の緊張がない”呼吸

といった呼吸をするといいんですね。そして呼吸法としては、“息を吸ったときにお腹が膨らむ”『腹式呼吸』を意識してみましょう!

なぜ腹式呼吸がいいのか?と言うと、この呼吸は『副交感神経』が支配しているからです。

“「自律神経(の乱れ)」を整えるためには『副交感神経』をしっかり働かせる必要がある”ので、腹式呼吸を行うのが良いということですね (*^^*)

その他の呼吸法としては胸式呼吸がありますが、これは息を吸ったときに“胸が膨らむ呼吸”です。

この呼吸は“『交感神経』が支配している”ので、上記の“『交感神経』優位の【呼吸】”になりやすいのです (>_<)

“女性は『胸式呼吸』の方が多い”ので、少し練習が必要になってくるかもしれませんね。頑張りましょう !(^^)!

『自律神経』を“整える”「呼吸法」とは?

【呼吸】は、「吸う」より“吐く”ほうが大事!

そして最も大切なのは、「吸う」より“吐く”を長くするということ。これは、

  • 吸う=『交感神経支配
  • 吐く=『副交感神経支配

という関係があるからです。

“呼吸”という文字をみてください。

『呼』(吐く)  『吸』(吸う)

というように『呼』という文字が最初にきているので、まずは“吐く”という動作が基本になるんですね。ですので、しっかりと“吐く”を意識して練習してみましょう (*^^*)

目安として「吸う」を“5秒”したら、『吐く』は“10~15秒”くらいかけてください。そうすることで“『副交感神経』が働きやすくなる”と言われています (*^^)v

具体的に「呼吸法」を試してみましょう !(^^)!

“自律神経(の乱れ)を整える”には『副交感神経』を働かせる必要があり、そのための呼吸法をここまでお伝えしてきました。

ここでは、さらに具体的な「呼吸の方法」をお伝えしますね (*^^*)

・手のひらを“おへその上”に当てる

⇓ ⇓ ⇓

・手の平が当たっている“お腹をへこます”ように口から息を吐ききる。(12秒)

⇓ ⇓ ⇓

・「」から“空気を吸う”。(4秒)

⇓ ⇓ ⇓

・「お腹」に“空気を溜める”。(4秒)

⇓ ⇓ ⇓

・手の平が当たっている“お腹をへこます”ように口から息を吐ききる。(12秒)

⇓ ⇓ ⇓

・これを5分間“継続する”。(慣れたら5分以上でもよい)

“こんな「呼吸法」は慣れてないから、なかなか出来ないよ!!”、なんて声も聞こえてきそうですね (^^;)

でも、訓練すれば必ず出来るようになり、“自律神経(の乱れ)”も必ず整ってきます。あせらず、ゆっくりチャレンジしてみましょう (*^^)v

いかがでしたか?

ここまで、“「姿勢」と「呼吸」を正すことで『構造的ストレス』の負担を減らせる”という事実をお伝えしてきました。

ただ、今回の呼吸法については“注意点”があります。それは“「姿勢」を意識しないと「呼吸」も整わない”ということです。

まずは、しっかりと正しい姿勢を意識してやってみましょう !(^^)!

次回は、自分で出来る『構造的ストレス』の減らし方のなかで“最も重要”となる、『“脳脊髄液”の循環を良くする方法』についてお伝えしていきますね (^^)v

【次回はこちら↓↓】

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