前回は『自律神経の乱れ』に対して、「カフェイン」や「甘いもの」を摂ることに対しての“危険性”についてお伝えしました。
もちろん、この2つを摂るのをやめることで『自律神経の乱れ』は改善されてきますが、もっと“効果的な方法”があります (^^)
それは、“ストレスを減らす”ということ。
ストレスが減ると、『副腎』から分泌されている「抗ストレスホルモン」の量が少なくなります。それにより副腎の負担が軽くなり、結果として“自律神経の乱れも改善”されてくるんですね (*^^)v
そこで今回は、以前お伝えした「4つのストレス」のうち、あなたが“最もストレス”だと感じている『精神的ストレスの減らし方』についてお伝えしていきます。
『精神的ストレス』って何?
『精神的ストレス』・・。それはあなたが、“いちばんストレスとして実感しやすいもの”だと思われます。
簡単にいえば、「嫌だな~」と感じるのが『精神的ストレス』ですね (>_<)
例えば何があるでしょうか?
まず、思い浮かべるのが“人間関係”。そう、じつはこれが一番多い!!
多くの方は「ストレス」というと、この“精神的ストレスだけ”を考えてしまいます。結果として様々な症状がでてきてしまったり、また今ある症状を“さらに悪化”させてしまうんですね (>_<)
『精神的ストレス』を減らす“2つのポイント”とは?
『精神的ストレス』が、この「嫌だな~」と思うことなのですが、ではこの“負担を減らす”にはどうすればいいのか?
これには、以下の【2つのポイント】があります。
- 『感情』の“抑圧”
- “ネガティブ”な思考
両方を説明すると長くなってしまうので、今回は①の『感情』の抑圧についてお伝えしていきますね (^^)
『感情の抑圧』とは?
「感情」を出さないように“我慢する”ことで、身体はどうなる?
人間である以上、生きていれば誰しも「嫌だな~・・」と思うことはありますよね・・ (◞‸◟)でも、現実にこんな感情を表に出してしまったらどうでしょうか?
気持ちはスッキリしますが、社会生活でトラブルになってしまうリスクも大きいですよね (>_<)
だから、多くの方が“我慢”ということをするのです!
これは、“感情を出さないようにする”という『我慢』です。
以前、私たちの身体は“「ストレス=生命の危機」であることを無意識にとらえる”とお伝えしました。
生命の危機のときは、“逃げたり戦ったり”するので身体を動かします。そのためには「エネルギー」が必要になりますが、この“エネルギー源”が【感情】なんですね。
例えば、あなた自身やあなたの大切な人が何かの被害にあったとしましょう。すると、普通は“怒り”という感情がでてきます。
あなたも経験したことがあるかもしれませんね?“怒り”によって蹴っとばしたくなったり、物を投げて当たりたくなったことが・・(^^;)
じつは、この“怒り”があなたや大切な人を、害から守ろうとする「エネルギー」になるのです。
「自然界」ならこの力で、ライオンなどの強敵に“抵抗”したりします。しかし、人間社会ではこの沸きでてくる「怒りの感情=エネルギー」を“我慢しなければならない場合”が多いはずです。
例えば職場の上司を“イライラ💢”してたからといって、蹴っとばしたらどうなるかはわかりますよね?
怒りに身を任せてしまっては、ロクなことはありません・・(´Д`;)
そう、こういう場合は我慢しなければいけない・・。“感情を我慢する”ことを心理学的に【感情の抑圧】といいますが、この【感情の抑圧】こそが大きな『精神的ストレス』になるのです!
そして、ここで重要なのが『抑圧の仕方』。なぜなら、人間は“無意識のうちに筋肉を緊張させて感情を抑圧する”からです。
最近、あなたが「怒りの感情」を“我慢”した場面を思い出してください!必ずどこかの筋肉に力が入り、“硬く”なっているはずです ヽ(`Д´)ノ
我慢が続けばつづくほど筋肉はどんどん硬くなっていき、1つの筋肉だけではなく「複数の筋肉」へと“硬さは拡がってしまう”ので注意しましょう!
【感情の抑圧】が強すぎると・・
感情の抑圧が“強すぎる”!!
とくに「自律神経失調症」や「うつ病」のような自律神経の乱れがひどい方は、必ず筋肉が“カチコチ”なっているはずです (>_<)
なかでも「頭・顎(アゴ)・首・肩・背中・腰・お腹」は“硬くなりやすい場所”なので、自分はどうなっているかをちょっと触って感じてみてください。このような場所の痛みが取れない方は、“感情の抑圧”をしすぎている可能性が高いといえますね (^^;)
また、“我慢をしすぎる”と硬さを通り越して筋肉が痙攣(けいれん)したり、ふるえたり、不規則に動いてしまうこともあるので注意が必要です!
「感情」を溜め込み“過ぎる”と・・
では『「感情」と「感情の抑圧」』をわかりやすく説明するために、【身体 =「壺」・感情の抑圧 =「壺のフタ」】に例えながらお伝えしていきますね (^^)
壺のなかに入っているのは、“怒り”や“悲しみ”といった『感情』。「感情=エネルギー」ですので、感情はあなたの“身体の外に出よう”とします。
そして、“我慢する”というのは「壺」から感情を出さないように、“筋肉が同じ力で壺のフタを抑える(感情の抑圧)”ことだと考えてください。
例えば“感情のエネルギー”が「1,000」だとすると、「1,001」以上の力で筋肉が“感情を抑えこもう!”とします。
感情をあるがままに外へ出すことができれば“「1,000」のエネルギー消費ですむ”のですが、現実問題これがなかなか出来ない・・。出来ないから、この感情を押さえ込む力として“「+1,000以上」の力がさらに必要”になってきます。
つまり、合計して“『2,001』以上のエネルギーを使う”ことになってしまうんですね (>_<)
意味がわかるでしょうか?
簡単にいうと、“アクセルを踏みながらブレーキを踏んで車を進めている”ような状態。これでは疲れるはずですよね・・ (;´д`)
ですので、『自律神経の乱れ』がひどくなり「自律神経失調症」や「うつ病」の方は、“心だけではなく、筋肉もすごく疲れている”んですね。
そして、筋肉が疲れきって硬くなり感情が抑えきれなくなると、ちょっとしたことで“イライラ”したり“悲しく”なったりします。
感情は“怒り・悲しみ”だけではなく、【妬み・不安・あせり・虚しさ・悔しさ・恨み・憎しみ・恥】などたくさんあります。そして我慢すればするほど、我慢が出来なくなってしまうのです。
そして感情は「壺」に溜まれば溜まるほど、“壺の圧力が高く”なってきて・・。最後はどうなるでしょうか??
そう、“爆発”してしまいます!!
感情を溜め込むのは“限界”があります。さらに、押さえ込んでいる筋肉にも限界があり、いつかは“溜め込み過ぎた感情を抑えきれなくなる”ときがきます・・。
そして、溜めこんでいた“感情エネルギー”がいっぺんに外に飛び出していき、その結果が『重い症状』となって表に現れてくるのです。
つまり、“感情を溜め込めば溜め込むほど心と身体はボロボロになり、重い症状となってしまう”んですね・・ (;´Д`)
【感情】を“解放”して、ストレスを発散しよう!
では、このような状態を“未然に防ぐ”には、どうすればいいでしょうか?
答えは簡単。ストレスを溜め込まず、適度に“感情を解放”すればいいのです。
“感情を出すなど大人気ない!”と思う方もいるかもしれません。でも、大人というのは“感情を出さない”ということではないのです!
「感情を出すべき場所と出さない場所を、きちんと“選べる人”」のことを言うんですね (^^)v
これを勘違いしてしまい「大人は感情を表に出すもんじゃない!」と言う方がいますが、何を“根拠”にそんなことを言っているのでしょうか?
心身ともに病気になって、“周りの人に気を使わせる”ほうがよっぽどつらい!ですよね (^^;)
ですので、例えば青春映画のように海に向かって・・
「ばかやろ~!!」
と叫んでみるのも、すっごく効果的なんですよ (*^^)v
近くに海がなかったり、こんなことをするのが恥ずかしいというなら“カラオケなどで大きな声をだして歌う”のもいいですね (*^^*)
“体を動かしながら歌う”のも、すごく効果的♪
そう、“感情を解放する”ときに重要なのは「声をだす・体を動かす」といった行動なのです。定期的な運動は“抑圧した感情を解放”させて、心身ともに健康に近づける方法の1つとなります。
ただ、ここで1つ注意点があります。
それは、“今現在、非常に疲れている方はエネルギーを少し溜めてから行ってくださいね!”ということ。なぜなら感情を出さないように抑え込んでいると、“抑え込むことでエネルギーを消耗させてしまう”からです。
しっかりとエネルギーを溜めてからでOKなので、遠慮せずに感情を外に出してみましょう !(^^)!
さて、いかがでしょうか?
今回は【感情の抑圧】について詳しくお伝えしてきました。この“感情の抑圧”が『精神的ストレス』によって少しずつ溜まってきて、限界を超えたときには身体がボロボロ状態・・。
手遅れになる前に少しずつ“感情を解放”して、ストレスを発散させてくださいね (*^^*)
次回は「精神的ストレスの減らし方」の“もう1つのポイント”である、『ネガティブな思考』について詳しくお伝えしていきます (^^)
【次回はこちら↓↓】
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