前回は、「自律神経の乱れ」の要因となる『4つのストレス』についてお伝えしました。
『4つのストレス』を知識として知り、“ストレスをコントロール”できれば身体に不調が起こるのを防ぐとこができます!
つまり、“ストレスに耐えられる限界値をコントロールする”ということですね。
今回は『キーワード』として、
- 『ストレスに耐えられる限界値』
- 『ストレスレベル』
という言葉がでてきますが、この“2つの関係”をテーマにして『どのように身体の不調が起こるを防いでいけばいいのか?』についてお伝えしていきますね。
“ストレスレベルの限界値” &『ストレスレベル』とは?
まず、“ストレスに耐えられる限界値”とは「自律神経が乱れて、身体に症状がでない上限の値」のこと。簡単にいうと、“どれぐらいのストレスなら身体が耐えられるか?”ということですね。
そして、目にみえない「ストレス」をわかりやすく数字で表したものが【ストレスレベル】です。
これまで「自律神経の乱れ=交感神経が過剰に働く」ということをお伝えしてきましたが、交感神経が過剰に働くのは“ストレスに耐えられる限界値を超えた”とき。つまり【ストレスレベル】がある“一定のレベルに達したとき”なのです。
『4つのストレス』と【ストレスレベル】
言葉ではわかりにくいので、例をあげてみますね (^^)
仮に、“ストレスに耐えられる限界値”をストレスレベル【10】とします。
まず、『構造的ストレス』として“骨盤のゆがみ”などがあり、ストレスレベルが【4】ぐらい。ここでは、まだ脳も身体もストレスを感じていません。
そして、“偏った食事”をしていたため『化学的ストレス』のストレスレベルが【3】ぐらい。さらに、“暑い真夏”を出歩かなくてはならないので『環境的ストレス』のストレスレベルが【2】だとします。
これで、全部のストレスレベルを合計すると【9】になりますよね?
『構造的ストレス (4) + 化学的ストレス (3) + 環境的ストレス (2)』= 3つの“合計”ストレスレベル (9)
この状況だと、ストレスに耐えれられる限界値が“残り【1】”しかありません!!
“ピンチ”です!!
この状態でほんのささいな「精神的ストレス」、例えば上司との“些細なトラブル”がおこったとしたらどうでしょうか?
仮に、その「精神的ストレス」のストレスレベルが【1】ぐらいでも、“限界値の【10】”に達してしまいますよね (>_<)
そうなると、いよいよ「自律神経の乱れ」がおこり、身体に“さまざまな不調があらわれてくる”かもしれせん・・。
あなたは、どのような「ストレスの感じ方」をしますか?
【ストレスレベル】につてい分かりやすく“数値”で説明していますが、その限界値が同じ【10】でも人によって『容量』がまったく違います。
つまり、その人の持っている“耐久性”や“そのストレスが強く影響しているか?”は、個々に違うということですね。
「捉え方」で変わる“ストレスの度合い”
例えば、仕事で上司に叱られた場面を考えてください。
“上司に叱られた”という事実に対して、次のように「違う捉え方」をしたらどうでしょうか?
- “叱られた”・・、ショックでやる気がしない・・ (๑•́_•̀๑)シュン
- 自分のことを“思ってくれて”叱ってくれたんだな!よし、頑張ろう!! (ง •̀_•́)ง‼
同じ「叱られた」という事実ですが、“捉え方”によって感じるストレスは違います。あなたは、どちらの考え方ができますか?
また、「ストレス」を“うまく処理できる人”と“できない人”では結果が違ってきますが、あなたはどちらでしょうか??
「ストレス」の“悪循環”を断ち切ろう!
あなたが考える“ストレス”は、人間関係など精神的に「嫌だなぁ・・」と思うものではないでしょうか?
しかし、“自律神経が乱れるぐらい交感神経が過剰に働くストレスは、「精神的ストレス」だけが原因ではない”ということなのです。
もちろん、ものすごい大きな「精神的ストレス」で限界値である【10】に達してしまう方もいるかもしれません。
でも、これ以外のストレスでも【ストレスレベル】が上がってしまう人もいるんですね。
例えば、“ストレスが溜まって暴飲暴食をしてしまう”という話を聞きます。でも、これって逆に「化学的ストレス」のストレスレベルが上がってしまうんですよ!!
そして、暴飲暴食によって生活が乱れると、他の【ストレスレベル】が上がるような生活をしてしまう“悪循環”になってしまうかもしれません・・。
これでは、なおさら症状がひどくなるような気がしますよね (>_<)
ですので、この悪循環を断ち切るために「精神的ストレス」以外の“3つのストレス”のことも考えながら、それぞれを改善してみてはいかがでしょうか?
これまで交感神経を興奮させる「4つのストレス」、“ストレスに耐えられる限界値”を数字で表した【ストレスレベル】についてお伝えしてきました。ここで、次のような疑問をもたれた方もいるかもしれません。
「じゃあ~、ストレスっ無いほうがいいの??」
確かに、このように考えるほうが“人生ハッピー”のような気もします。しかし、実際はそうとも言えないんですね・・。
次回は、この『疑問』について詳しくお伝えしていきます (^^)v
【次回はこちら↓↓】
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