来院されている患者様から、嬉しくなるご報告をいただいております。
当院には、パニック障害により行動制限されてしまう患者様が数多く来院されます。例えば、
- 狭い踏切を渡ると不安感がでてくる
- 車を1人で運転できない
- 子供の行きたい場所に連れていけない。
他にも「電車に乗ることができない」、「道路の2車線や陸橋だけが不安で運転することができない」など、様々な行動制限を訴えられます。
普通に考えたら出来るのが当たり前だと思います。でも、出来ない人にとっては“出来ないのが当たり前”なんですね。
パニック障害やうつ病は人それぞれで、症状の度合いは違うでしょう。第三者からみればこの人は重症でこの人は軽いなとか簡単に言えてしまう。
でも、当人にとってはそれがとってもつらいのですね。
そのような状態で来院してくれた患者様が、思いがけない時にLINEでこんな言葉を送ってくれることが度々あります。
「○○が出来るようになりました(泣)」
「次はこれが出来るようになりたいです!」
このようなお言葉をいただいたとき、私は良かったね良かったねと幸せな気持ちになります。多分、本人の方が何倍もうれしいと思います。
もちろん、同じような症状で当院に来られるすべての方がこのようになるとは限らない。症状がある程度改善するまでに何ヶ月、場合によっては年単位という時間も必要になってくる場合もあります。
でも、それだけ私を信じて手間暇をかけて来院される患者様に感謝でいっぱいです。
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