いま、埼玉県内で話題になっている『翔んで埼玉』という映画を観てきました (^^)
この映画には原作の漫画本があり、内容を簡単にいうと・・
「埼玉県は“何もない”県」
であるように“ディスった”(虐げられた)漫画です。
内容は“非現実的”ですが、なぜか話題になって映画化!
今回は、埼玉県民の1人として、実写映画『翔んで埼玉』の“感想”や“見どころ”についてお伝えしていきますね (*^^*)
『翔んで埼玉』のおおまかなストーリー
内容を大まかに説明すると、
埼玉県民で組織された『埼玉解放戦線』という組織が、東京へ行くために必要であった「通行手形」の撤廃をかかげて、“埼玉県解放”を成し遂げるために東京都に対して奮闘していくというストーリー。
もちろん現実世界ではありえない作り話ですが、作中では“昔の都市伝説”として語られています。
この都市伝説によると、その昔埼玉県民はディスられていて、日本の首都である東京都へ行くためには「通行手形」が必要でした。
「通行手形」がなければ、埼玉県民は東京へ行くことも出来ない・・。仮に手形があったとしても、埼玉県民というだけで“非難され虐げられる存在”だったのです。
そのようにディスられてきた埼玉県民が“交通手形の撤廃”、そして“埼玉県解放”をなしとげるために戦いを挑んだ革新的な物語です。
しかし、実は「埼玉県解放戦線」は序章にすぎず、物語の最後には壮大な計画の発表が・・・。
それは“ネタばれ”になってしまうので映画でお楽しみくださいね (^^♪
『翔んで埼玉』の見どころ
見どころ①:ロミオとジュリエット的な“2人の主人公”
まずは、何といっても主人公の「麻美麗」演じるGACKTの演技ですね (^^)v
容姿端麗で、アメリカ留学帰り。おまけに“都会度指数が高い”のですが・・・、
実は、出身が『埼玉県!!』
そして、もう1人の主人公が「壇ノ浦百美」(演:二階堂ふみ)
最初は“敵対心”丸出しで、麻美麗をなんとか蹴落とそうと画策していました。しかし、ある出来事をきっかけに麗に恋心をいただくように・・。
その恋心のおかげで、いままで埼玉県民を侮辱し差別していた百美も、いつの間にか埼玉県民のために奮闘するという心変わりをみせてくれるのです。
百美は“男性”という設定なので、少し怪しい“ボーイズ・ラブ”的な物語でもありますが、百美が麗に恋をする気持ちはなんとなくわかりますね (^^;)
でも、この主人公2人の奮闘があったからこそ“埼玉県は救われた”といってもいいでしょう(*^^*)
見どころ②:“埼玉県と千葉県”の争い
次に見所なのは、埼玉以外の関東圏にある「県」です。
物語にでてきたのは“神奈川・千葉・栃木・茨城・群馬”の5県。作中で主にディスられているのは埼玉県なのですが、ある意味それ以上に“ひどい扱い”をうけています (※ただし、神奈川県だけは東京と“蜜月な関係”なので別格扱い)
そして、ストーリは“埼玉と千葉の争い”となりますが、この抗争が思わぬ方向に展開されることに・・
例えるなら、
“そば”と“うどん”が混ざって、「高級レストランに挑む」みたいな感じですね(笑)
見どころ③:この物語には“続き”がある(かも?)
最後は、この“物語には続きがある(かも?)しれない”ところ。その内容は、(埼玉県民として)“実際、そうなったらいいね~”ということかな??
詳しくは、映画館でどうぞ~ (*^^)v
『翔んで埼玉』を観た“感想”
私は『翔んで埼玉』の原作漫画も立ち読み程度しか読んでいませんでした。内容があまりに“埼玉県を馬鹿にしているもの”だったので、最初は実写化された映画を観にいくことにかなりの抵抗があったのです。
でも、県内ではかなり話題になっていた映画だったので、
“2次元の漫画で読むのと、リアルな実写版で観るのとでは感じ方が違うんじゃないかな?”
なんて思い、観にいってしまった。GACKTが主演という話題性もありましたしね (^^;)
映画の序盤は、やっぱり埼玉県民がディスられている描写が多かったです。でも、物語が進むにつれて「へェ~、埼玉ってそうだったんだ~・・」みたいな内容もあったのでけっこう楽しめました。
なにげに自分が知っていることがでてくると、ちょっぴり嬉しいし!
あと、埼玉だけディスられていると思いきや、“同格扱いされている千葉県”、“それ以上に酷いあつかいを受けている群馬県”・・・(^^;)
埼玉以上の酷いあつかいを受けている他県を出すことで、埼玉県民の“怒りのガズ抜き”をしているので、“うまいな~”と感じました。
まあ、結局は、
『埼玉県はいいところ』
ということに終始し、そこにたどり着くまでのストーリーがうまくできています (*^^*)
キャストも、GACKT演じる「麻美麗」と二階堂ふみが演じる「壇ノ浦百美」が、うまい具合に“怪しい雰囲気”を演じているので、キャスト選択もいい感じでしたね。
ただ、『翔んで埼玉』は、その名のとおり“埼玉県のディスり物語”。はっきりいって“埼玉県民以外はあまり受けないのではないかな?”と思います。
私は“生まれも育ちも埼玉”なので、かなり笑わせてもらいましたけど ( ´艸`)
もちろん、“GACKTが好き”とか“二階堂ふみが好き”という人なら、埼玉県民以外でも楽しめるはずです (^-^)
まあ、土地勘がある埼玉県民だから笑って許せる映画なのかもしれませんね。
最後に埼玉県民の1人の意見として・・
埼玉県は何もないけど“住みやすい”県です。
- これといって観光名所や特産物はないけど、“災害もない”
- 海はないけど、海にいったときの“感動がある”
- 東京に近くて、“土地が安い”(最近は“関東で住みたい場所ベスト5”に入る市もある)
などなど、“何もない!!”のが埼玉県の特徴です。
この映画を機会に埼玉県の知名度がもっと上がれば、県民としてこんなに嬉しいことはないですね (*^^*)
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